宮島の鹿

 

 

先日、広島の厳島神社に行って来ました。

 

海に浮かぶ美しい神社は有名ですね。

島の自然は手つかずで観光客は多いのに、あまり観光地化されてない感じ。

 

 

印象に残ったのは島の鹿です。

 

 

島は神域として太古の落葉樹の森がそのまま残されていて、鹿達はナラやブナ、コナラなどの食べ物の豊富な

森の中を自由に行き来しています。

 

 餌付けが禁止されているだけあって、餌を要求してくるような所は無く、でも近寄っても逃げずに

こちらをじっと見ています。

黒目がちのつややかな瞳。

 

早朝宿の前で、鹿が落ち葉の中に顔をつっこんで何かを食べていました。見ると、どんぐりです。

 試しに5.6個手に取ってあげてみると、義理のようにひとつだけ食す。

そりゃそうだよね。いくらでも落ちてるんだから、わざわざもらう必要は無いもんね。

 

鹿は路地に座っていたり、公園を親子でゆったりと歩いていたりします。

 

私は観光地でしか鹿を見た事がありませんが、この島で育った人には鹿がいる暮らしは当たり前なんでしょうね。

金色の落ち葉の中に鹿がたたずんでいて、その側を子供達が走って行く。道の向こうには海が広がっている。

なんだかいいな。